梅核気、ヒステリー球とは?

梅核気(ヒステリー球)とは違和感のあるのど周辺を検査しても異常や異物などは無く、原因がわからない症状のことをいいます。
・不快感、異物感がある
・喉がつまって苦しい…。
・喉に何だか違和感がある
といった症状がある方はこの梅核気(ヒステリー球)である可能性があります。
また「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」とも呼ばれています。

一般的な治療

西洋医学的な治療

検査ではわからないものなので自律神経失調症、不安神経症、うつ病など心因的なものが関係していると考えます。若干炎症がある場合もあります。精神的不安緊張の緩和に抗うつ剤や安定剤、炎症やアレルギーが疑われる場合は消炎剤や抗アレルギー剤などが処方されます。 抗うつ剤や安定剤などの薬に抵抗がある人は多いと思います。

 

東洋医学的な治療

東洋医学的には鍼や漢方を処方されることがあり、気を巡らせることをメインとして治療をします。
漢方では半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)という、滞った気を巡らせる効用を持つものや、冷えやほてりを取るようなものを使われることがあります。

首はみている?

ノドに違和感があるのに首の緊張に関してはみられていないようです。ノドに隣接する胸鎖乳突筋というのはノドの締め付け感や感覚異常に深く関わっている筋肉になります。またストレスがかかってくると硬くなりやすい筋肉でもありますし、硬くなっているとストレスを感じやすくなってしまうという非常に重要な筋肉です。

西洋医学ではレントゲンやCT、内視鏡などで検査をしますが筋肉のチェックは抜けているのです

当院での治療

まず胸鎖乳突筋に緊張があるかどうか触診や動きの確認します。緊張があった場合はその緊張を和らげる手や足のツボを使います。鍼をした後に再度、筋肉の硬さや動きのチェックをします。

また腹部の緊張も一つの判断材料になります。腹部に緊張がある場合はその緊張に対応しているツボに鍼をして変化が出るか確認していきます。

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