ランナーズニー、腸脛靭帯炎とは?

腸脛靭帯炎は腸脛靭帯が過剰に緊張しその付着部である膝の外側にストレスがかかり痛みを生じる症状です。
初期症状は膝の外側が緊張するようなきしむような違和感や痛みがあります。
症状が進行してくると、痛みは徐々に強くなり、慢性化します。重症化すると痛みで膝の曲げ伸ばしが困難になり、膝を伸ばしたまま歩くといった状態になります。
私は高校時代、ラグビーをやっていましたが似たような症状がありました。症状はそこまで進行してませんでしたが練習がきついと右膝の外側が痛くなったのを覚えています。当時はこの痛みがなんなのかわかりませんでしたが、今の自分だったらあの頃の自分に『このケアをやっておけよ!』と助けることができたんじゃないかと思います。

一般的にはオーバーユース(使いすぎ)と言われていますが、経験上、身体の使い方が原因で起こっていること一番の原因だと考えています。

整形外科での一般的な対処方は?

・安静
・消炎鎮痛剤・湿布の使用
・アイシング指導
・運動療法の指導
メインになりますが、少し良くなっても練習を再開すると戻ってしまう例も多くみられます。
学生スポーツの期間は短いので、できるだけ早期回復をするに越したことはありません。

鍼灸院、整骨院での一般的な対処方

ランナーズニー、腸脛靭帯炎の原因とされている
ー腸脛靭帯、大臀筋、中臀筋、大腿筋膜張筋、腓骨筋の過緊張、柔軟性低下
ー内転筋群の筋力低下
ー体幹筋の弱化
それら硬くなった筋肉をマッサージやストレッチをします。しかし、その場は良くても戻ってしまうことが少なくありません。 なぜ、痛みが改善されないのでしょうか?

腸脛靭帯が硬くなる原因は他にあるから

腸脛靭帯を硬くしているのは臀筋群、下肢外側筋肉群ですがそれらの筋肉が硬くなるのも原因があります。その原因は腰、背骨、肩甲骨、ふくらはぎ、手にあるのです。いくら臀部や膝外側周辺をマッサージしても原因にアプローチできなければもとに戻ってしまうのです。
当院では原因となる腰、背骨、肩甲骨、ふくらはぎ、手にアプローチをして臀部、下肢外側を緩め腸脛靭帯炎の回復を促します。

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